7月29日から30日にかけて、東京国際フォーラムで開催された“Straumann FORUM 2023”に
参加してきました。
Straumannとは当院で使用している世界シェアNo.1のインプラントのメーカーです。
今回のFORUMは1600名以上の参加者があり、感染予防を徹底しながら盛大に開催されました。
著名な先生方が多く集まり、インプラントをさらに勉強したいという先生方が日本全国から大集合する大きな勉強会でした。
今回のテーマは“Breakthrough for new era”
新しい時代へのブレイクスルー : 限界を超える でした。
アナログからデジタルへと移行している今の時代、歯科にとってもそれは例外ではありません。
Digitization:デジタイゼーション(診療の一部をデジタル化すること)から始まり、
Digitalization:デジタライゼーション(診療プロセスをデジタル化すること)へ、さらには
DX(デジタルトランスフォーメーション)診療全体をデジタル化する方向に向かっているようです。
今回のFORUMではまさにそのDXについての講演が多かったように思えます。
当院では世界的にも非常に精度が高いことで有名なKAVO社のCTを用いてインプラントの治療前の審査・診断を行っております。(6月末にCTを新しく入れ替えました。従来よりも精度が高い上に低被曝量でのレントゲン撮影が可能となりました。)
そして撮影させて頂いたCTのデータを用いて患者様のインプラント治療計画を立案しております。
これはデジタルを用いた治療の一例です。
当院でのDXが進めばこれに加えて、インプラントの上部構造を作成するための型取りを従来のやり方ではなく口腔内のカメラを用いてスキャンしたり、FaceScanといって実際に患者様の顔をデータに重ね合わせたりすることが可能になります。
従来の治療よりもより正確かつシンプル、そして患者様にわかりやすい治療計画の説明、また治療をすることが可能となります。
当院ではまだ準備段階ですが、近い将来そのような医療を提供できる体制を整えているところです。
デジタルによる歯科診療については今後も勉強をし続けていく所存です。
大変刺激的でデジタルについての知見を深めるための有意義なFORUMでした。
院長